出版社内容情報
古来、人々はどのようにウンチを処理していたのか。縄文時代の貝塚から出土する糞石をはじめ、発掘成果と文献・絵画をもとに、藤原京・平城京・長岡京・平安京などの宮都や、各地に残る遺跡をめぐり、天皇・貴族・戦国武将まで、各時代のトイレ事情を解き明かす。なおざりにされてきた排泄の歴史を科学する「トイレの考古学」。注目作を新装復刊!
内容説明
古来、人々はどうウンチを処理していたのか。発掘成果と文献・絵画をもとに、縄文から戦国まで各時代のトイレ事情を解明。なおざりにされてきた日本の排泄の歴史を科学する「トイレの考古学」。注目作を新装復刊!
目次
1 トイレの考古学(トイレ遺構の発見;トイレ考古学のはじまり ほか)
2 古代のトイレ―宮都のトイレ事情(トイレ遺構への批判について;文献史料に見える古代のトイレと便器 ほか)
3 トイレ風土記―日本各地のトイレ事情(日本列島、西のトイレ・北のトイレ;奥州平泉のトイレ遺構 ほか)
4 トイレ遺構あれこれ(最古のトイレ遺構を求めて;トイレ遺構の諸問題)
著者等紹介
黒崎直[クロサキタダシ]
1946年、京都市に生まれる。1968年、立命館大学文学部史学科卒業。奈良文化財研究所勤務を経て、大阪府立弥生文化博物館名誉館長、富山大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ふたば
8
古代のトイレ事情はどんなものだったのか。 典雅に香を焚き、美しい衣装を纏い、優雅に暮らす貴族たち、役所で日々仕事に勤しむ官人たちが排泄という、おろそかにすることのできない生理現象をどのようにこなしていたのか、について、実はずいぶん前から気になっていた。樋箱は知っていたが、それだけなのか? 役人が大勢いる場所などはどうするんだ? 参拝客の訪れる寺社仏閣は?まさか、トイレ持って参拝するのか?貴族の屋敷で働く使用人はどうしているのか… 2023/07/31
おさと
2
昔から水洗あったのね…びっくりΣ(・ω・ノ)ノ!2020/05/08
Kazuyuki Koishikawa
1
寄生虫の卵から何食ってたか分かるのか。一乗谷とかのトイレ遺構は行った時あるから親近間湧く。2020/08/09