刀剣と格付け―徳川将軍家と名工たち

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刀剣と格付け―徳川将軍家と名工たち

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  • サイズ A5判/ページ数 198p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642083348
  • NDC分類 756.6
  • Cコード C1021

出版社内容情報

武家社会で重要な贈答品だった刀剣。八代将軍吉宗は古刀重視を改め新刀を奨励した。刀剣の鑑定、刀工の格付けなど刀剣の世界へ誘う。武家社会において重要な贈答品であった刀剣は、江戸時代にも将軍への献上、大名への下賜の品として重用された。八代将軍吉宗は、古刀重視の風潮を改め新刀を奨励し、贈答の簡素化を目指す。本阿弥家による刀剣の鑑定、「享保名物帳」の成り立ち、歴代将軍治世における刀剣贈答の実態、各地の刀工とその詳細な格付けなど、奥深い刀剣の世界へ誘う。

はしがき/刀剣の基礎知識(刀剣の分類/刀剣を製作する職人たち/刀身の名称)/? 「享保名物帳」=「名刀」の成立(「享保名物帳」とは/「名物」=「名刀」の作者/「名物」命名の由来/「名刀」の所有者)/? 初代家康?七代家継期における刀剣の献上・下賜(献上の理由と刀工の格付け/下賜の理由と刀工の格付け/献上・下賜の実例と納戸・腰物方/将軍綱吉と尾張徳川家および側用人柳沢吉保との贈答)/? 八代将軍吉宗の刀剣改革(享保四年の刀工調査/享保七年の法令とその後の献上・下賜/新刀番付と側近への下賜/将軍の佩刀とその管理)/むすびにかえて/付録(東京都立中央図書館特別文庫室蔵「新刀銘釼鑑」「最上新刀競」/「視聴草」国立公文書館蔵「上覧御名物御道具書留」「御道具御様之覚」/聖心女子大学図書館蔵「諸国鍛冶代目録」)

深井 雅海[フカイ マサウミ]
著・文・その他

内容説明

「名物」とは何か?刀剣からみえる武家社会。武家社会における贈答品として中世以来重用されてきた刀剣。八代将軍吉宗は、古刀重視の風潮を改め新刀を奨励し、贈答の簡素化を目指す。刀剣の鑑定、「享保名物帳」の成立、刀工と格付けなど、奥深い刀剣の世界へ誘う。

目次

1 「享保名物帳」=「名刀」の成立(「享保名物帳」とは;「名物」=「名刀」の作者;「名物」命名の由来 ほか)
2 初代家康~七代家継期における刀剣の献上・下賜(献上の理由と刀工の格付け;下賜の理由と刀工の格付け;献上・下賜の実例と納戸・腰物方 ほか)
3 八代将軍吉宗の刀剣改革(享保四年の刀工調査;享保七年の法令とその後の献上・下賜;新刀番付と側近への下賜 ほか)

著者等紹介

深井雅海[フカイマサウミ]
1948年広島県に生まれる。1992年国学院大学博士(歴史学)。国学院大学栃木短期大学、聖心女子大学文学部教授を歴任。公益財団法人徳川黎明会徳川林政史研究所副所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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17
本阿弥家による刀剣鑑定、「享保名物帳」の成り立ち、将軍家の刀剣贈答の実態、各地の刀工の格付け等について論じた本。名刀を下賜し上下関係を作るところは古代中国の朝貢における鏡を連想した。その時点で刀の実用性は二の次なのかも。食べ物のような消耗品とは異なり、下賜された後もきちんと手入れしなければ、あっという間にダメになるものだから、粗略に扱ったらどうなるか分かってんだろなっていう恫喝にもなるし。内容も面白かったが、平野に道誉一文字にと宮内庁所蔵の刃紋の映りのいい写真がたくさんでそちらもありがたかったです。2020/05/06

のれん

5
今やブランドとしての価値しかない刀だが、天下太平だった江戸時代も重みの比重が違うだけで、使い道は今と変わらないという話題を記す。 江戸初期で勢力を保ってる家には古い名刀を下賜することで上下関係を作ったり、吉宗時代以降は新刀を使うことを奨励して古い名刀はなるべく保護したりするなど、時代による政策の流れが面白い。 古きを愛する、土産で貸しを作る、使うのではなく在ることが大事・・・・・・いやはや日本の空気は江戸時代にもう完成していたんだなぁとしみじみ。2018/07/22

えぬ氏もわるよのぉ

3
論文のような堅い内容だが、江戸時代に将軍家と大名家との間での刀剣の贈答は、どのようなときにはどれくらいの格付けの刀が用いられたか、とか、儀式のやり方など、史料的に興味深かった。2019/03/11

めぐみこ

2
中世以来、武家の重要な贈答品だった刀剣について、江戸時代どう扱われていたか。江戸時代も後半になり儀礼重視になるにつれ、拵えさえりっぱなら中身は問わない形になるとか、平和な時代が長く続いたことを実感する。全体的に吉宗が転換期だったようだ。「折り紙付き」の語源が刀剣の鑑定書だったとは。2018/10/09

yuki_minase73

0
ちょっと難しかったというかあまり頭に入らなかった2020/01/09

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