出版社内容情報
第2次世界大戦末期、米軍との激しい地上戦が行われ、「鉄の暴風」が吹き荒れた沖縄。今なお生々しい傷跡として残る数千件の戦争遺跡から厳選し、豊富な写真と現地調査に基づくわかりやすい解説で、沖縄戦の実態を明らかにする。慰霊の塔・碑に込められた建立者の想いにも迫り、モノが語りかける戦争の〈記憶〉を辿った、戦跡めぐりに最適な1冊。
内容説明
米軍との激しい地上戦が行われた沖縄。今も残る数千件の戦争遺跡から厳選し、豊富な写真と現地調査に基づく平易な解説で、沖縄戦の実態に迫る。モノが語りかける戦争の“記憶”を辿った、戦跡めぐりに最適な一冊。
目次
プロローグ 戦争遺跡との出会いから本書へ
1 沖縄戦の経過と特徴
2 沖縄戦以前の戦争遺跡
3 沖縄戦の戦争遺跡
4 慰霊の塔・碑
5 沖縄の戦争遺跡―保存・活用の歩みと課題
著者等紹介
吉浜忍[ヨシハマシノブ]
1949年、宮古島市伊良部に生まれる。1972年、大阪教育大学卒業。高校教師を経て、沖縄国際大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
天茶
3
読みかけ230p
ミネチュ
1
沖縄戦に関する読み物と沖縄の戦争遺跡観光ガイドブックの中間といった感じ。 沖縄には今もなおたくさんの戦争遺跡が残っているそうです。 日本軍に沖縄住民は本当にたくさん殺されたようです。日本軍の自分勝手さに腹が立ちます。 沖縄には大学生のときに、一度行ったことがあります。そのときは、まだひめゆりの生き残りの方も若くて、ひめゆりの資料館で見ていたら話しかけて来てくださって解説してくださいました。 また沖縄に行ってみたいです。そのときはこの本を持っていかなければ!2017/08/26
ぞだぐぁ
1
タイトル通り沖縄県に残るWW2時の戦争関連の遺跡についての本。著者は教師・研究者であり遺跡の保護をしつつ教育に使うことに取り組んできた。そのため、紹介されている遺跡によってはそれらの観点から批判的な記述もある。(指定管理者を入れたことによる有料化への文句とか)2017/07/13