歴史のなかの石造物―人間・死者・神仏をつなぐ

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  • サイズ A5判/ページ数 196p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642082815
  • NDC分類 210.4
  • Cコード C1021

出版社内容情報

中世に造られ各地に残る、層塔・石仏・五輪塔…。その造立の背景にあった人間と異界・死者・神仏が複雑に織り成すストーリーを描く。

内容説明

中世に造られ今も各地に残る、層塔・石仏・五輪塔…。当時の人々は“石”にどんな思いを込めたのか。文献資料を駆使し、石造物造立の背景にあった人間と異界・死者・神仏が複雑に織り成す濃厚で複雑なストーリーを描く。

目次

1 慶政と石塔(慶政による法隆寺修造;慶政と石塔の関係;慶政による達磨寺中興)
2 貞慶と石造物(貞慶による達磨寺中興;一針薬師笠石仏;文治五年の動き;達磨塚石塔)
3 京極氏信と三基の宝篋印塔(箱根山宝篋印塔;仏岩宝篋印塔)
4 凝然と瀬戸内の石造物(瀬戸内における心阿の活動;念心と瀬戸内の石造物;八十一品供養と石塔)

著者等紹介

山川均[ヤマカワヒトシ]
1961年石川県に生まれる。1984年奈良大学文学部文化財学科卒業。現在、大和郡山市教育委員会主任。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

大熊猫

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昔から煉瓦や石の家とか 好きだったけど、 日本にも素敵な 石造物の文化は 残っているね! 石造物って奥深い。2015/11/20

歓喜天

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著者がプロローグで述べている通り、本書は『石造物が語る中世職能集団』の続編。美術史や考古学、文献史学の枠組みに閉じこもるのではなく、それぞれの方法を駆使して、石造物造立の背景を読み取ろうとしている。当時の人々が石造物に込めた思いが立体的に再生される良書と思う。2020/08/16

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