出版社内容情報
中世に造られ各地に残る、層塔・石仏・五輪塔…。その造立の背景にあった人間と異界・死者・神仏が複雑に織り成すストーリーを描く。
内容説明
中世に造られ今も各地に残る、層塔・石仏・五輪塔…。当時の人々は“石”にどんな思いを込めたのか。文献資料を駆使し、石造物造立の背景にあった人間と異界・死者・神仏が複雑に織り成す濃厚で複雑なストーリーを描く。
目次
1 慶政と石塔(慶政による法隆寺修造;慶政と石塔の関係;慶政による達磨寺中興)
2 貞慶と石造物(貞慶による達磨寺中興;一針薬師笠石仏;文治五年の動き;達磨塚石塔)
3 京極氏信と三基の宝篋印塔(箱根山宝篋印塔;仏岩宝篋印塔)
4 凝然と瀬戸内の石造物(瀬戸内における心阿の活動;念心と瀬戸内の石造物;八十一品供養と石塔)
著者等紹介
山川均[ヤマカワヒトシ]
1961年石川県に生まれる。1984年奈良大学文学部文化財学科卒業。現在、大和郡山市教育委員会主任。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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