内容説明
真言密教の道場、入定信仰の霊場として、約一二〇〇年に及ぶ崇敬を集める世界遺産・高野山。空海開創以来の信仰と文化を、中世を中心に豊富な写真と地図を交え辿り、魅力に迫る。“現世の中の来世(異空間)”へ誘う。
目次
1 平安時代初期の高野山(空海の高野山開創;平安時代初期の壇場伽藍と奥之院)
2 摂関・院政期の高野山(中世寺院としての再生;高野参詣の作法;覚法法親王の高野参籠;「高野山水屏風」に見える壇場伽藍とその周辺)
3 治承・寿永の内乱~鎌倉時代前期の高野山(『平家物語』と高野山;高野の聖たち)
4 鎌倉時代中、後期~室町時代前期の高野山(金剛峯寺の「自立」政策;「唯一」の荘園領主へ)
著者等紹介
山陰加春夫[ヤマカゲカズオ]
1951年、和歌山県に生まれる。1973年、大阪市立大学文学部史学地理学科卒業。大阪市立大学大学院、高野山大学大学院、高野山大学教員を経て、高野山霊宝館副館長、高野山大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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