出版社内容情報
古代中国の正史『三国志』の一部、魏志倭人伝。そこに記された倭と倭人の事物・習俗・社会を、同時代の史書・文献、考古資料から検証する。従来行われていた無批判、単純な研究方法からの超克を目指し、中国王朝と周辺勢力との国際関係、編纂の史的環境、描かれた物質文化史の視点から分析。三世紀の東アジアにおける相対的な位置づけを試みる。
内容説明
古代中国の正史『三国志』の一部、魏志倭人伝。そこに記された倭と倭人の事物・習俗・社会を、同時代の史書・文献、考古資料から検証する。従来行われていた無批判、単純な研究方法からの超克を目指し、中国王朝と周辺勢力との国際関係、編纂の史的環境、描かれた物質文化史の視点から分析。三世紀の東アジアにおける相対的な位置づけを試みる。
目次
本書の目的と研究方法
第1部 倭人の習俗・社会に対する同時代的認識(卑弥呼の鬼道に関する歴史考古学的検討;卑弥呼の冢の同時代的意味;倭の生口に対する検討 ほか)
第2部 中華社会の礼俗と倭人(被髪と徒跣の同時代的認識;〓豆をめぐる礼俗と文化;跪拝と倭人の搏手 ほか)
第3部 魏志倭人伝に記された物質資料(黄幢の基礎的考察;檄の史的背景;卑弥呼に下賜された五尺刀の意義 ほか)
魏志倭人伝にみえる倭人の習俗と社会
著者等紹介
門田誠一[モンタセイイチ]
1959年大阪府に生まれる。1984年同志社大学大学院文学研究科博士課程前期修了。現在、佛教大学歴史学部教授・博士(文化史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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