新羅国史の研究―東アジア史の視点から

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 424,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642081436
  • NDC分類 221.035
  • Cコード C3022

内容説明

新羅は、唐・渤海・日本などの周辺諸国の政治・文化と自国の独自性との拮抗の中で、歴史を形成してきた。礼制を根底とする祭祀と外交に支えられた王権の構造や、国家体制の特質を解明し、外交の諸相に潜む問題を考察。

目次

第1部 国制の研究―礼制の内と外(神宮と百座講会と宗廟;祀典と名山大川の祭祀;国学と遣唐留学生;聖徳王代の政治と外交―通文博士と倭典をめぐって;迎賓機構―関門と領客府)
第2部 王権の動向―中代と下代(聖徳大王神鍾と中代の王室;寺院成典と皇龍寺の歴史;下代初期における王権の確立過程とその性格;王権と海上勢力―特に張保皐の清海鎮と海賊に関連して)
第3部 外交の諸相―対日本・渤海関係を中心に(新羅人の渡日動向―七世紀の事例;中代・下代の内政と対日本外交―外交形式と交易をめぐって;対日本外交の終幕―日唐間の情報と人物の中継をめぐって;唐朝における渤海と新羅の争長事件)

著者等紹介

浜田耕策[ハマダコウサク]
1949年大分県に生まれる。1972年北海道大学文学部史学科卒業。1980年学習院大学大学院人文科学研究科博士課程。単位取得修了。学習院大学助手を経て、現在、九州大学大学院教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。