古代ギリシア植民都市巡礼

古代ギリシア植民都市巡礼

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  • サイズ B6判/ページ数 261,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784642081320
  • NDC分類 231
  • Cコード C1022

内容説明

自らの未来を植民地にかけ、海の彼方へと雄飛した古代ギリシアの人々。彼らがシチリア・南イタリア・エジプトに広く残した遺跡・遺物の数々を、文化史を基礎にさまざまな角度から描き出すユニークな書。著者長年の踏査に基づく現地の実情のつぶさな報告と、多くのオリジナル写真の掲載は、古代ギリシアの一大ロマンを偲ぶ旅の書としても読者を魅了する。

目次

1 アーモンドの花咲くシチリア島
2 ヴェスヴィオの煙たなびく南イタリア
3 シルクロードの南イタリア
4 ギリシア人の海外植民
5 ティモレオンとシチリア人
6 植民都市の哲学と芸術
7 ギリシア人のエジプト移住

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

OZAC

9
ギリシア思想文化史の学者でもある著者が、シチリアや南イタリアに残る古代ギリシア植民都市の遺跡について専門知識を交えて解説したもの。1989年とやや古い著作であるが、古代遺跡について語るそのまなざしには非常に好感が持てた。また紀行文としても一級品であると思う。特に冒頭の一文「思えば長い旅路であった。こうしてわたしは古代ギリシアを愛慕し、古代文化の心を求めて遍歴し、ようよう古代文明の泉に辿りついたような感じである。その一掬いの水がこの書となった」には、著者の文章センスを感じた。2019/03/10

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