内容説明
ワカタケル=雄略から推古まで、古代天皇の姿を追いながら描く大和飛鳥。『万葉集』や記紀を読み解き、現在に伝わる景観や地名に古代の名残を訪ねる。発掘成果や歴史エピソードも織り混ぜ、日本の源流に想いを馳せる。
目次
1 大和の王たちの伝説(雄略天皇―恋多き大和の王の牧歌的な小天地;清寧天皇と飯豊皇女―白髪の皇子と生涯独身を通した巫女王;武烈天皇―酷薄非道の大王と影媛の伝説)
2 新皇統への交代(継体大王―ヲホド王の即位と筑紫国造磐井の反乱;安閑天皇―蘇我氏の本拠地曽我川流域に即位;宣化天皇―蘇我稲目の登用と屯倉の設置)
3 仏教伝来と内乱(欽明天皇―仏教の伝来と渡来系氏族の活躍;敏達天皇―崇仏をめぐる紛争と善信尼の受刑)
4 飛鳥の都へ(用明天皇―雙槻宮の営まれた磐余池の推定地;聖徳太子―厩戸皇子という名の由来;崇峻天皇―東漢直駒に弑逆されるも積極的な国内統治政策;推古天皇―わが国最初の女帝と和風諡号)
著者等紹介
和田萃[ワダアツム]
1944年満洲国遼陽市生まれ。1972年京都大学大学院文学研究科(国史学専攻)博士後期課程単位取得退学。京都教育大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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高知
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仕事上、一部を読んだだけだが、一応記録しとく。 内容が濃いので、傍らに系図と地図が必要になる本。そして奈良に行きたくなる…。 また時折1人ずつじっくり読もうかと思います。2015/04/27
田中秀哉
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元々新聞連載のものを纏めてあるので、重複してたり話が飛んだりもしていますが、雄略天皇から推古天皇まで簡潔にまとめられていて、凄く勉強にもなりました。2022/01/24
ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね
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今現在の興味と計画中の旅の行き先に完璧なまでに合致し、内容がズンズン頭に入ってくる。国土地理院の地図を買わねば。2020/11/23
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- 隋唐帝国五代史 東洋文庫