内容説明
封建的イメージが根強い江戸時代。しかし、そこには、日本文化の根底をなす「恥」と「情」が息づいていた。『仮名手本忠臣蔵』などの歌舞伎作品から、人々の生き方を再現。現代人には忘れられた日本人の伝統を問い直す。
目次
1 読むための視点―「恥と情」
2 読み直す(男たちの生き方;女たちの生き方;親子の情景)
まとめ―明治以降の歌舞伎
著者等紹介
田口章子[タグチアキコ]
1957年、東京都に生まれる。1985年、学習院大学大学院博士前期課程修了。2003年、文学博士(学習院大学)。現在、京都造形芸術大学芸術学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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津島澪
1
読んでいたことをすっかり忘れていた……。今回は、参考になったと思う。2020/05/06
みちくさ
0
流し読み。歌舞伎は様式美だけじゃないっていうのは賛成。だけど、恥と情に執着しすぎて、なんか違う気がする。2013/08/12
hidehi
0
渡辺保さんの本とかはよく読むし、面白いと思うのだが、どうにも納得しかねる論があることもまた確か。この本の言っていることの方が基本的には正しいと思う。実際に歌舞伎座にたくさんいるおばさんおじさんの楽しみ方もこうなんじゃないだろうか。実際、妹背山なんてもともと心理劇ではないんだと思う。2017/03/18
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