内容説明
中国の影響を受けて日本化しながら定着した禅宗世界の中で僧たちはどのように生き、老いていったのか。禅林の公務日記『蔭凉軒日録』ほかの史料の記事から、室町禅林の多様な成熟と退廃を読み取り、その実態に迫る。
目次
禅林の成り立ち―序にかえて
まぎらわしい―禅林における同名別人
情をかける―「美丈」の少年僧
法語の長き―禅林の学才と伝統
暗記する―禅林の記憶力
詩の材料―禅林の日常と詩的世界
揺らぎ―壊れゆく信仰の空間
老いる―「衰老」「退院」「示寂」
著者等紹介
今泉淑夫[イマイズミヨシオ]
1939年、北海道に生まれる。1968年、東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。元東京大学史料編纂所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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