内容説明
藤原頼通により現世と極楽浄土を結ぶ空間として建立された平等院鳳凰堂。これまで個別に論じられてきた鳳凰堂の建築・仏像・絵画・庭園などを総合的に捉え直し、平安仏教の豊かな世界観と人々の祈りの姿を読み解く。
目次
鳳凰堂をめぐる五つの謎―プロローグ
1 鳳凰堂の建築美
2 鳳凰堂の内なる世界
3 現世と浄土をつなぐ景観
4 鳳凰堂と阿弥陀来迎
5 鳳凰堂本尊と阿弥陀法
6 阿弥陀堂と九品曼荼羅
7 阿弥陀曼荼羅としての鳳凰堂
新しい造形論にむけて―エピローグ
著者等紹介
冨島義幸[トミシマヨシユキ]
1966年愛知県生まれ。1998年京都大学大学院工学研究科建築学専攻博士後期課程修了。現在、滋賀県立大学環境科学部准教授、博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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