出版社内容情報
邪馬台国はどこにあったのか。女王ヒミコはどこに眠っているのか。文献史学の立場から、古代史研究の大家がこの謎に迫る。さらに、吉備・筑紫・出雲などの地域王国の競合とヤマト朝廷との関わりを通して古代国家の成り立ちを検証。また、日本海の海人の活動などをもとに民族文化の形成を解明し、知られざる「古代地域王国」の実態を浮き彫りにする。
★読売新聞 2008.7.18 文化面で紹介されました!
内容説明
耶馬台国はどこか。この謎に迫り、吉備・筑紫・出雲などの地域王国の競合とヤマト朝廷との関わりから国家の成り立ちを検証。日本の民族文化の形成を明らかにし、知られざる「古代地域王国」の実態を浮き彫りにする。
目次
1 耶馬台国論―民族・国家形成史の起点(「魏志倭人伝」という文献史料;耶馬台国の位置論;女王国―魏のみた倭国 ほか)
2 地域王国の競合とヤマト王国(地域王国の統合組織―キビの場合;「調」刻字土器の史的意義―新発見資料の発表・報道をめぐる所感;海人と海部・海部直の日本海域における活動 ほか)
3 民族文化の形成(大三輪の神なびと出雲の神々―出雲国造神賀詞をめぐって;女性による初期仏教の受容について;斎王と日本古代史 ほか)
付 文化史学と文化財学
著者等紹介
門脇禎二[カドワキテイジ]
1925年高知県に生まれる。1949年京都大学文学部史学科卒業。奈良女子大学教授、京都府立大学・京都橘女子大学教授・学長などを歴任。文学博士。2007年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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