内容説明
大航海時代、日本の磁器は飛躍的に発展した。古九谷焼が肥前有田で製作されたという通説を再検討し、加賀が誕生の地であることを実証する。好評の初版を改訂・増補し、古九谷焼=有田産論争に一石を投じる注目の書。
目次
序論 分析視点
第1章 有田磁器の創出とその展望
第2章 中国における磁器の創出と発展
第3章 朝鮮陶磁の創出と発展過程
第4章 中国陶磁器の輸入と日本の対応
第5章 日本磁器の創出と産業化への道
第6章 色絵陶磁器をめぐる情報の拡散
第7章 古九谷焼の誕生
著者等紹介
伊藤和雅[イトウカズマサ]
1943年佐賀市に生まれる。1966年日本大学法学部卒業、博多大丸入社。1995年仏教大学文学部史学科卒業。2003年博多大丸(美術担当部長)定年退職。西南学院大学大学院文学研究科(国際文化専攻)博士後期課程修了、博士(文学)。西南学院大学国際文化学部非常勤講師(日本文化史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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