内容説明
足利義教に改宗をせまるなどして、多くの法難を受けた「なべかぶり日親」。不受不施の掟を唱え、徳川家康によって対馬に流された日奥。日蓮の思想と行動を厳格に守った二人の僧を通して、政治と仏教の関わりを探る。
目次
日親(日親の魅力;日親の生涯―伝道の旅にいきた導師;仏法の聖者と受難―正統と異端の論理;日親がみた東国の「郷村」社会―『折伏正義抄』の世界を読む;町衆と日親)
日奥(日奥の魅力;日奥の生涯;なぜ不受不施義を貫いたのか;大仏千僧供養会と京都日蓮教団;仏法か王法か)
著者等紹介
寺尾英智[テラオエイチ]
1957年千葉県に生まれる。1987年立正大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。現在、身延山大学教授
北村行遠[キタムラギョウオン]
1947年愛知県に生まれる。1977年立正大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、立正大学教授
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