内容説明
「善人なをもちて往生をとぐ、いはんや悪人をや」と、悪人正機・絶対他力を唱えた親鸞。史実と伝承、「歎異抄」「教行信証」の革新性や近代知識人に与えた影響などを追求し、二一世紀における親鸞思想の意義を語る。
目次
1 親鸞の魅力
2 親鸞の生涯とその伝記
3 親鸞の信心・門弟の信仰―阿弥陀信仰と太子信仰
4 史実と伝承の親鸞像
5 親鸞思想の革新性
6 親鸞と女性
7 近代日本の親鸞―清沢満之と「精神主義」と『歎異抄』と
8 現代と親鸞
著者等紹介
草野顕之[クサノケンシ]
1952年福岡県に生まれる。1981年大谷大学大学院文学研究科博士課程満期退学。現在、大谷大学教授
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