出版社内容情報
中世の日本で、占いは生活や政治、合戦の場に欠かせないものだった。朝廷や幕府に仕える陰陽師の天文占い、戦国時代に盛んだった易占いなどから実態を解明。現代人に共通する心理や、占いが重視された時代背景に迫る。
【目次】
はじめに
序章 生活のなかの占い
第一章 朝廷の占い、幕府の占い
1 宮中の占い師たち
2 天皇と御卜
3 鎌倉の怪異
第二章 陰陽師の「家」
1 安倍晴明の実像
2 足利義満が好んだ陰陽道
3 若狭国名田荘上村
第三章 天変地異と政治
1 日月と惑星の変異
2 天文密奏
3 彗星・客星と徳政
第四章 儒学と易占い
1 足利学校
2 講義の内容
3 庠主による占筮伝授
第五章 戦国の世と占い
1 武田信玄と占い
2 鬮に神意を問う─島津氏の合戦
3 算木を置く公家─山科家の場合
おわりに─占いの意味
引用史料・参考文献
あとがき
補論
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- 和書
- ほげちゃんまいごになる