出版社内容情報
戦国大名は乱世をいかに生きていたのか。甲斐武田家三代(信虎・信玄・勝頼)の姿から探る。家督相続や戦の備え、領国統治のほか、家族関係、教養や信仰など日々の営みにも目を向け、戦争に明け暮れたイメージを再考する。
内容説明
戦国大名は乱世をいかに生きていたのか。甲斐武田家三代(信虎・信玄・勝頼)の姿から探る。家督相続や戦の備え、領国統治のほか、家族関係、教養や信仰など日々の営みにも目を向け、戦争に明け暮れたイメージを再考する。
目次
第一章 日の出―家督相続と家臣
第二章 戦う―時代を生き抜く
第3章 治める―公としての統治
第四章 家族―心の絆
第五章 日々の暮らし―日常の決まり
第六章 落日―それでも滅亡した武田家
補論 武田信玄と川中島合戦
著者等紹介
笹本正治[ササモトショウジ]
1951年山梨県に生まれる。現在、信州大学名誉教授、長野県立歴史館特別館長、博士(歴史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yoneyama
8
文献ベースで信州と武田信玄を書いてくださる笹本氏の最新刊。武田時代の領国経営を家督や徴税、家族制度などの文献証拠から、みっちり解説。武田の金山経営の史料証拠は無く、せいぜい金山衆の稼ぎからせいぜい課金した程度とのこと。p48。甲斐や信濃は田畑が少ないから農耕地では無く関銭、過料銭という個人の動きに税を課した。武田軍の兵力は三万人。信長が天下統一できたのは神仏と縁を切ったせい。長篠は兵力差三倍大、騎馬じゃない。破れるべくしてか。足弱連行。軍記物にはない情報多数。信玄堤って記録皆無なの?新府築城は勝頼の名案。2025/04/22
Go Extreme
1
家督と家臣:家督相続 家臣団 忠誠心 権力継承 義信擁立 軍役義務 主従関係 戦争と戦略:信玄戦術 信虎統一 勝頼失策 軍事行動 利害関係 川中島合戦 軍功報酬 統治と政策:治水政策 年貢制度 甲州法度 地方統治 経済基盤 農業振興 支配強化 家族と心の絆:家庭生活 親子関係 嫡男教育 絆強化 士気向上 家族戦略 心の支え 日常と社会:地域共同体 宗教習慣 労働分担 習俗文化 社会秩序 食事習慣 精神的支柱 滅亡と教訓:内政混乱 家臣反発 外敵侵攻 信長対立 上杉戦争 滅亡過程 結束欠如2025/03/29
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