卑弥呼の食卓

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卑弥呼の食卓

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  • サイズ B6判/ページ数 233,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784642077583
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C1021

出版社内容情報

ふだんなにげなく口にしているコメが、食卓の主役になったのは、卑弥呼が邪馬台国の女王として君臨した弥生時代。コメを主食におかずを食べる食事スタイルが始まり、天候の神に祈りをささげる盛大な祭りが催された。発掘された食材や食器、イネの遺伝子、トイレ遺構などの最新研究から、現代の食生活の起源といわれる弥生の食文化を再現する。〈主な目次〉はしがき/Ⅰ=弥生の食文化を探る(【豊かな食材を求めて】発掘された弥生の食材…宮野淳一/『魏志』倭人伝に食を読む…内田年昭/弥生ムラの食生活…宮野淳一/イネの系譜…森井貞雄/コラム1・糞石を解剖する…中濱秀徳/コラム2・弥生人の栄養状態…内田年昭/【食材の獲得と生産】食材の獲得…宮野淳一/コメづくりの道具…森井貞雄/狩猟と漁撈の道具…小山田宏一/食材の貯蔵…森井貞雄/コラム・縄紋農耕と弥生農耕…小山田宏一/【炉端から食膳へ】煮炊きの道具が語る調理の変化…渡辺昌宏/倭の食事と漢の厨房…小山田宏一/日本食文化の源流…宮野淳一/コラム・現代に伝わる炉端の伝統…中濱秀徳)/Ⅱ=古代の食生活を広げる(縄紋と弥生の食器セット…渡辺昌宏/倭人性酒を嗜む…金関 恕/日本食史―米食の成立まで―…小山修三

内容説明

ふだんなにげなく口にしているコメが、食卓の主役になった弥生時代。御飯とおかずの食事スタイルや豊作を祈る祭りが始まった。発掘された食材や食器、イネの遺伝子、トイレ遺構の最新研究から、弥生の食文化を再現。

目次

1 弥生の食文化を探る(豊かな食材を求めて;食材の獲得と生産;炉端から食膳へ)
2 古代の食生活を広げる(縄紋と弥生の食器セット;倭人性酒を嗜む;日本食史―米食の成立まで)
3 食生活にみる古代文化―講演記録(弥生の食生活;トイレの考古学;遺伝子が明かすイネのルーツ ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Oltmk

1
1999年当時の考古学を反映して、弥生時代当時の食事などを空想している所が凄く楽しかった。日本で始まったばかりの糞の化石を分析して、人間が食べていた食物を分析したトイレ考古学や、弥生時代以前の縄文時代や以降での古墳時代との繋がりを説明する部分が参考になったのは確か。この書籍の基になった後援会が1999年当時であるため、最新の研究による弥生時代の食事などを知りたいとこの本を読んで思った。2022/06/19

ジュリ

1
糞の化石というのがある。糞は分解されてしまって残らないだろうと思っていたが、化石として残っていたなんてすごい。糞の成分を調べることで、当時どんなものが食べられていたかがわかる。2013/06/04

Misato2009

1
大阪府立弥生文化博物館館長、金関恕氏が監修する、縄紋から弥生時代にかけての日本の食と食文化についての歴史解説書。各界から専門家による寄稿、金関市との対談、シンポジウムなどの文書化したものも含まれる。 読者層(聴衆)を考古学好きな一般市民、と限定しているからだろうか、平明な語り口調で大変読みやすい。2011/08/22

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