伝説のなかの神―天皇と異端の近世史

伝説のなかの神―天皇と異端の近世史

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784642074162
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C1021

内容説明

東北地方南部には、ヤマトタケルや用明天皇を白鳥神社の祭神とし、彼らを主人公とする白鳥伝説が流布している。都から遠く離れた奥州で古代の英雄や天皇を祀るのはなぜか。これら王朝伝説の基層にある奥州安倍氏の異端伝説を発掘し、異端伝説から王朝伝説への改変をはかる作為と民衆意識の関係を照射する。伝説文化論と天皇論に一石を投じる書。

目次

1章 白鳥神社と白鳥伝説
2章 ヤマトタケル伝説の成立
3章 ヤマトタケル伝説と用明伝説
4章 用明伝説の成立
5章 白鳥伝説と安倍則任
6章 白鳥伝説の変容
終章 白鳥伝説と天皇・蝦夷

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

天茶

1
★★★★ 宮城県南の三つの神社を例に、近世の地方の神や天皇への意識の変遷を明らかにする。これらの神社は元は動物信仰で白鳥を祀っていたが(白鳥信仰自体は残っている)、やがて前九年合戦で「朝敵」とされた安倍則任一家を祀るようになり、それが奥浄瑠璃の影響を受けて用命天皇の現地妻と落胤を祀り、最終的に今の日本武尊とされた。この動きには各神社の格差争いが、近世神社界のトップであった吉田家や記紀神話への接近に繋がったという。著者はこれら地方で起きた皇室権威への接近も明治の天皇制を成立させる下からの動きであったとする。2019/05/13

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