内容説明
中尊寺金色堂・毛越寺庭園など、今に残る絢爛たる平泉文化を創造した奥州藤原氏。現在も発掘が進む柳之御所跡は、藤原三代の頂点に達した秀衡の館跡の可能性が強まり、大きな話題となっている。本書は、発掘の成果をあらゆる方面から検討、中世都市平泉の地理・宗教的環境などにも触れ、柳之御所跡の保存を訴える。奥州藤原氏研究最先端の書。
目次
序章 奥州藤原氏研究と柳之御所跡
1 都市平泉の構造(平泉の都市プランと柳之御所跡;平泉の歴史地理;平泉の地名;平泉を掘る;都市平泉の宗教的構造)
2 出土遺物をめぐって(世界から見た柳之御所跡;柳之御所跡出土の内耳鍋;寝殿造の絵画資料;柳之御所跡出土の墨書折敷;折敷墨書を読む)
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