出版社内容情報
遺跡や聖堂、噴水や広場について歴史的エピソードをまじえて平易に解説した「エッセイ風」ローマ案内。
内容説明
ローマの魅力を見事にとらえたユニークなエッセイ風ガイド。
目次
ゲーテとスタンダールのローマ
古代ローマ
キリスト教ローマ
バロックのローマ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaoru
7
碩学石鍋真澄氏のローマに対する愛情の籠った名著。古代ローマの遺跡、ローマを愛した文人たち、キリスト教の受容過程や異民族の侵入、シクストゥス5世、パウルス5世、ウルバヌス8世など歴代教皇によるローマ改修、ミケランジェロやマデルノ、ベルニーニやボッロミーニなどローマを彩った大芸術家たち、各聖堂の特徴などの記述を通じて永遠の都市の魅力が読み手に伝わってくる。何度も当地に足を運んでいる石鍋氏が永年の経験を通じてローマを楽しむ術を伝授してくれる嬉しい一冊。写真も多い。2017/09/02
rinrinkimkim
1
石鍋本第2弾、氏がローマに滞在した時の思い出とともにローマの名所がマニアックに書かれています。スペイン階段の上の教会がフランスの手で作られていたとか 知らなくても楽しめるローマを知っていたなら違う目で楽しめるでしょう!しかしマニアックというかローマオタクっぽくもあります。歴史書であり美術書であり観光案内であり、そして宗教も学べるという奥の深い1冊!文字数が多いのはカラヴァッジオと同じです。石鍋本は1冊で3冊分くらいの情報量!おなかいっぱい2015/09/21