出版社内容情報
新古代史の会[シンコダイシノカイ]
編集
内容説明
人物を通して古代史を読みとくシリーズ第一弾。卑弥呼、ヤマトタケル、聖徳太子らおなじみの人物から、教科書にも出てこないようなマイナーな人物まで、気鋭の研究者がわかりやすく解説。謎めいた古代人の魅力に迫る!
目次
1 ヤマト王権の形成(卑弥呼―鬼道と親魏倭王;神武天皇と崇神天皇―はじめて国を統治したとされる天皇;飯豊青皇女―皇位継承の結節点 ほか)
2 飛鳥時代の政争と人物(蘇我稲目・馬子・蝦夷・入鹿―権臣と大王家の鼎;推古天皇―仏教興隆と対外政策の転換;聖徳太子―真実の姿はどこに? ほか)
3 律令国家への胎動(天智天皇―法と王権の変革者;天武天皇―戦乱の勝利者、そして安定政権への模索;持統天皇と文武天皇―皇位継承原則の確立 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫草
12
250ページあまりと、そんなに厚い本ではないのですが、執筆者27人で40人近くの人物が取り上げられていて盛りだくさん。お得感あります。『人物で学ぶ古代史』全3巻の第1巻「古墳・飛鳥時代編」。この時代の超有名人から「誰?」という人まで。それぞれ長くても10ページくらいにまとまってるので読みやすいです。(たまに「え?これだけ?」っていうのもありますが、史料が少なかったりすると仕方ないのかな)執筆者もそれぞれなので、同じできごとについての違う見解が書かれていたりしておもしろい。「奈良時代編」も楽しみです。2022/09/27
りうかん
1
卑弥呼から額田王当たりの時代までの歴史の重要人物、メジャーからマイナーまでをさらっとまとめた一冊。掲載されている人物をすべて知っている人はよほど専門の方でないといないのではないかと思う。執筆者が多岐にわたっているため、まとめ方には好き嫌いがでそうですが、古代史に興味を持つきっかけとして、ああこんな人がいたのか、というのもいいのではないでしょうか。次巻は奈良時代なので古代史よりはなじみ深い人が登場してくれるでしょう。2023/02/06