出版社内容情報
明治維新により江戸は「東京」と名前を変え、首都となりました。いかに東京は形成され、そこで人びとは暮らしたのでしょうか。都市化の進展、震災と戦災、戦後復興から今日の国際化まで、激動の近現代史に迫ります。
内容説明
みる:古文書や記録、絵図・地図・写真を基本史料として一点取り上げ、わかりやすく解説します。よむ:「みる」の基本史料をていねいに読み解き、関連する史料や事項にも触れながら歴史の事実に迫ります。あるく:「みる」「よむ」で得られた知識をもとに、関係する史跡や現状を辿る案内や、さらに深い歴史にむかって“あるく”道筋を記します。
目次
序章 東京の形成と変貌
第1章 インフラ基盤(東京の首都計画;鉄道・地下鉄 ほか)
第2章 明治期(東京の維新;東京府の誕生 ほか)
第3章 大正・昭和戦前期(都市の拡大;大正期・東京市政の展開 ほか)
第4章 戦後~二十世紀末(闇市戦後復興の象徴;東京オリンピックと高度経済成長 ほか)
著者等紹介
池享[イケススム]
一橋大学名誉教授
櫻井良樹[サクライリョウジュ]
麗澤大学教授
陣内秀信[ジンナイヒデノブ]
法政大学教授
西木浩一[ニシキコウイチ]
東京都公文書館統括課長代理
吉田伸之[ヨシダノブユキ]
東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アメヲトコ
5
「東京の歴史」シリーズの近現代の通史編。各トピックが基本史料を読み解く「みる」、深く掘り下げる「よむ」、町に出る「あるく」のそれぞれ見開きページからなる構成で、オールカラーで図鑑的に楽しめます。「あるく」は執筆者によって歩くのが好きな人とそうでもなさそうな人のカラーが出ていて面白いです。2017/12/19
ソノダケン
0
関東大震災後、鉄道省はこれ幸いと上野と東京を高架線でつなぎ、山手線を環状運転させるのに成功した。さらに御茶ノ水と両国を連絡させ、千葉方面から中央線へアクセスできる様にした。貨物駅だった秋葉原が、一夜にして大東京の交通の要衝となった。2018/01/27