出版社内容情報
幕府の隠密として知られる御庭番。将軍直属の情報収集機関で、幕政の主導権を握る際の重要な手段として機能した活動の実態を解明。徳川吉宗が創設し、幕府の隠密として知られる御庭番。将軍直属の情報収集機関で、老中以下の行政機構に対抗し、幕政の主導権を握る際の重要な手段として機能した。俗説を廃し確実な史料から活動の実態を解き明かす。
まえがき/序 徳川監察政治と御庭番/? 御庭番の創設と御庭番家筋(御庭番の創設〈徳川吉宗の将軍家相続と紀州藩士の幕臣団編入/御庭番の設置〉/御庭番家筋〈御庭番十七家/別家九家/御庭番の種類と御庭番家筋の番入/御庭番の住居/幕末期の御庭番家筋〉)/? 表向きの職務と内密の御用(表向きの職務/内密の御用/江戸向地廻り御用と遠国御用)/? 江戸向地廻り御用〈隠密機能の実態 1〉(天明七年の江戸打ちこわしに関する風聞書/政治批判に関する風聞書/御三卿清水家に関する風聞書/小普請組支配に関する風聞書)/? 遠国御用〈隠密機能の実態 2〉(寛政八年の道中筋風聞書/万延元年の薩摩藩探索日記)/? 御庭番の昇進(御庭番の昇進コース/諸大夫(五位)役への昇進)/「御目見え」から見た徳川吉宗と大岡忠相の関係
深井 雅海[フカイ マサウミ]
著・文・その他
内容説明
徳川吉宗が創設し、幕府の隠密として知られる御庭番。将軍直属の情報収集機関で、老中以下の行政機構に対抗し、幕政の主導権を握る際の重要な手段として機能した。俗説を廃し確実な史料から活動の実態を解き明かす。
目次
序 徳川監察政治と御庭番
1 御庭番の創設と御庭番家筋
2 表向きの職務と内密の御用
3 江戸向地廻り御用―隠密機能の実態1
4 遠国御用―隠密機能の実態2
5 御庭番の昇進
「御目見え」から見た徳川吉宗と大岡忠相の関係
著者等紹介
深井雅海[フカイマサウミ]
1948年広島県に生まれる。1992年國學院大学博士(歴史学)。國學院大学栃木短期大学教授、聖心女子大学文学部教授を歴任。現在、公益財団法人徳川黎明会徳川林政史研究所副所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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