読みなおす日本史<br> 古代の恋愛生活―万葉集の恋歌を読む

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古代の恋愛生活―万葉集の恋歌を読む

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  • サイズ B6判/ページ数 278p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784642067188
  • NDC分類 911.125
  • Cコード C1321

出版社内容情報

『万葉集』を当時の人々の世界観に基づいて読めば、古代の恋愛・結婚は違って見えてくる。逢引を具体的に明らかにした名著。日本古代の婚姻形態を今の価値基準で判断しては、本質を見誤る。『万葉集』を当時の人々の世界観に基づいて読めば、古代の恋愛・結婚は違って見えてくる。何時、どこで、どのように―逢引を具体的に明らかにした名著。



はじめに/序 古代の恋愛と結婚(古代の結婚の用語/結婚の意味/結婚と年齢/恋愛と結婚)/? 結婚の起源神話(イザナキ・イザナミの神婚/天孫と木ノ花咲ヤ姫との結婚/三輪山神婚神話/山幸彦と豊玉姫との結婚/結婚の神話と生活)/? 出逢い(野遊びの神婚/市での出逢い/道での出逢い/一目惚れ/音に聞く恋/人の噂)/? 逢い引きの使(逢い引きの約束/使の役割/語り手としての使/求婚の使)/? 逢い引きの時間(夕から朝/月夜の逢い引き/逢えない夜/朝の別れ)/? 逢い引きの場所(女の家/屋内での逢い引き/屋外での逢い引き)/? 恋の通い道(恋の避路と直路/荒れはてる恋の道/恋の通い道の途中/村外婚)/? 共寝の姿(床/枕/衣/共寝の姿)/? 恋の呪術(ト占/逢うための呪術/衣類の呪術/身体の呪術/ウケヒ)/? 恋の終わり(心変わり・別れ/嫉妬/諦め)/あとがき/補論

古橋 信孝[フルハシ ノブヨシ]

内容説明

日本古代の婚姻形態を今の価値基準で判断しては、本質を見誤る。『万葉集』を当時の人々の世界観に基づいて読めば、古代の恋愛・結婚は違って見えてくる。何時、どこで、どのように―逢引を具体的に明らかにした名著。

目次

序 古代の恋愛と結婚
1 結婚の起源神話
2 出逢い
3 逢い引きの使
4 逢い引きの時間
5 逢い引きの場所
6 恋の通い道
7 共寝の姿
8 恋の呪術
9 恋の終わり
補論

著者等紹介

古橋信孝[フルハシノブヨシ]
1943年東京都生れ。東京大学大学院修了。現在、武蔵大学名誉教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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双海(ふたみ)

8
日本古代の婚姻形態を今の価値基準で判断しては、本質を見誤る。『万葉集』を当時の人々の世界観に基づいて読めば、古代の恋愛・結婚は違って見えてくる。古代の女性の地位が低く哀れな存在だと思われがちなのは、現代の婚姻制度をもっともよしとする近代的な考え方に過ぎない。歴史を次第に悪いものが改革されて良くなってきた過程とみる発展史観にとらわれるとダメ。2023/02/22

はちめ

8
万葉集の歌を手掛かりに当時の人々がどのように恋愛をしたのかを、例えば手紙のやり取りの方法とか、妻問いの時間帯とか、共寝の手順とかを細かく推測している。中にはちょっと考えすぎのような説もあるが、古代の人々の生活を肌感覚で知ることができる。本書中に指摘のあることだが、万葉集には共寝したいといった表現はあっても、性行為そのものや性器を詠わなかったのはどうしてだろうか。家持が排除したという説もあり得るが、歌を詠う行為に何らかの制約があったということかもしれない。☆☆☆☆2020/02/09

わす

0
万葉集に人目を避ける恋歌が多いのは、たとえ結婚していても通う姿を人に見られるのが禁忌だったから。親に承認される以前は野外で逢い引きすることが多く、待ち合わせ時間や場所を決めるにあたっては、使が伝言を運んだ。逢い引きにおいては、女が誘う場合もあれば、訪ねた男を拒否する場合もある。野原で逢い引きする時は、事前にしるしをつけて占有権を主張するらしいが、覗き被害にあわなかったんだろうか。2024/07/18

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