出版社内容情報
『万葉集』を当時の人々の世界観に基づいて読めば、古代の恋愛・結婚は違って見えてくる。逢引を具体的に明らかにした名著。日本古代の婚姻形態を今の価値基準で判断しては、本質を見誤る。『万葉集』を当時の人々の世界観に基づいて読めば、古代の恋愛・結婚は違って見えてくる。何時、どこで、どのように―逢引を具体的に明らかにした名著。
はじめに/序 古代の恋愛と結婚(古代の結婚の用語/結婚の意味/結婚と年齢/恋愛と結婚)/? 結婚の起源神話(イザナキ・イザナミの神婚/天孫と木ノ花咲ヤ姫との結婚/三輪山神婚神話/山幸彦と豊玉姫との結婚/結婚の神話と生活)/? 出逢い(野遊びの神婚/市での出逢い/道での出逢い/一目惚れ/音に聞く恋/人の噂)/? 逢い引きの使(逢い引きの約束/使の役割/語り手としての使/求婚の使)/? 逢い引きの時間(夕から朝/月夜の逢い引き/逢えない夜/朝の別れ)/? 逢い引きの場所(女の家/屋内での逢い引き/屋外での逢い引き)/? 恋の通い道(恋の避路と直路/荒れはてる恋の道/恋の通い道の途中/村外婚)/? 共寝の姿(床/枕/衣/共寝の姿)/? 恋の呪術(ト占/逢うための呪術/衣類の呪術/身体の呪術/ウケヒ)/? 恋の終わり(心変わり・別れ/嫉妬/諦め)/あとがき/補論
古橋 信孝[フルハシ ノブヨシ]
内容説明
日本古代の婚姻形態を今の価値基準で判断しては、本質を見誤る。『万葉集』を当時の人々の世界観に基づいて読めば、古代の恋愛・結婚は違って見えてくる。何時、どこで、どのように―逢引を具体的に明らかにした名著。
目次
序 古代の恋愛と結婚
1 結婚の起源神話
2 出逢い
3 逢い引きの使
4 逢い引きの時間
5 逢い引きの場所
6 恋の通い道
7 共寝の姿
8 恋の呪術
9 恋の終わり
補論
著者等紹介
古橋信孝[フルハシノブヨシ]
1943年東京都生れ。東京大学大学院修了。現在、武蔵大学名誉教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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