出版社内容情報
平安中期、摂政・関白体制が成立。最盛期を迎える藤原道長の時代に至る推移を、歴史物語「大鏡」を軸に、平易な語り言葉で述べる。奈良時代の末、東北は本格的な征夷の時代に突入する。三十八年におよぶ戦争は、北上盆地を制圧して終結し、蝦夷と国家との関係は新たな段階を迎える。交流・災害・信仰にも注目し、アテルイとその後の東北を描く。
はじめに/雲林院の菩提講/帝の物語(代々の帝たち/冷泉天皇/円融天皇/花山天皇/一条天皇/幸いうすい帝と東宮―三条天皇と小一条院/今上天皇)/大臣の物語(入道殿下の遠い先祖の公達/本院の大臣と菅公/貞信公忠平/廉義公頼忠/右大臣師輔/謙徳公伊尹/忠義公兼通と大入道兼家/入道殿下の兄君たち)/入道殿下の物語/講師のお入り/おわりに/『入道殿下の物語』を読む…加藤静子
益田 宗[マスダ タカシ]
内容説明
平安中期、幼少の天皇に代わり、外戚の藤原氏が摂政・関白となって政治を行う体制が成立した。その最盛期を迎える道長の時代に至る推移を、歴史物語「大鏡」を軸に、平易な語り言葉で述べる。文学的にも優れた入門書。
目次
雲林院の菩提講
帝の物語(代々の帝たち;冷泉天皇;円融天皇;花山天皇;一条天皇;幸いうすい帝と東宮―三条天皇と小一条院;今上天皇)
大臣の物語(入道殿下の遠い先祖の公達;本院の大臣と菅公;貞信公忠平;廉義公頼忠;右大臣師輔;謙徳公伊尹;忠義公兼通と大入道兼家;入道殿下の兄君たち)
入道殿下の物語
講師のお入り
著者等紹介
益田宗[マスダタカシ]
1932年東京に生まれる。東京大学文学部国史学科卒業、同大学院博士課程を経て、1961年東京大学史料編纂所入所、助手、助教授、教授、所長を歴任。1993~99年国立歴史民俗博物館教授。2013年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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