日本歴史叢書 新装版
開国と条約締結

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  • サイズ B6判/ページ数 278,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784642066693
  • NDC分類 210.59
  • Cコード C1321

出版社内容情報

幕末、アメリカのペリーやロシアのプチャーチンが来航した際、老中をはじめとする幕閣や幕吏は、御三家・雄藩らといかなる議論を行ない、欧米諸国との条約を締結したのか。これまで幕府の対外政策を低く評価する根拠になっていた??大

内容説明

異国船来航で揺れる江戸幕府。有能で経験に富んだ幕吏たちは、なぜ無能で無責任に見える対外方針“大号令”を出すことになったのか。「開国」に至る「鎖国」の崩壊過程を辿り、対外政策決定までのメカニズムを明らかにする。

目次

第1 ペリーの来航と幕府の対応
第2 プチャーチンの来航と幕府の対応
第3 幕府の対外方針
第4 アメリカ条約とイギリス条約の締結
第5 ロシア条約の締結とアメリカ条約の批准
第6 アメリカ条約締結後の日米関係

著者等紹介

麓慎一[フモトシンイチ]
1964年札幌市生まれ。1994年北海道大学大学院文学研究科日本史学専攻博士課程単位取得退学。現在、新潟大学人文社会・教育科学系(教育学部)教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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hakodadi

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幕末の遣日ロシア使節プチャーチンについて調べていたら先輩から勧められた近著。開国条約の締結前後に幕閣内部でどういう意見の衝突があったか(特に前水戸藩主・徳川斉昭との葛藤)に新しい光をあてた労作。プチャーチンの来航も、単に米ロの「先陣争い」とは言えない複雑な背景があったことを知ることが出来た。多くの先行研究がある中で、まだまだ未発見の史料があり、かつ新しい知見の可能性がある、「幕末の外交」分野。著者の麓氏のような気鋭の若手研究者におおいに期待。2014/06/28

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