出版社内容情報
幕末、アメリカのペリーやロシアのプチャーチンが来航した際、老中をはじめとする幕閣や幕吏は、御三家・雄藩らといかなる議論を行ない、欧米諸国との条約を締結したのか。これまで幕府の対外政策を低く評価する根拠になっていた??大
内容説明
異国船来航で揺れる江戸幕府。有能で経験に富んだ幕吏たちは、なぜ無能で無責任に見える対外方針“大号令”を出すことになったのか。「開国」に至る「鎖国」の崩壊過程を辿り、対外政策決定までのメカニズムを明らかにする。
目次
第1 ペリーの来航と幕府の対応
第2 プチャーチンの来航と幕府の対応
第3 幕府の対外方針
第4 アメリカ条約とイギリス条約の締結
第5 ロシア条約の締結とアメリカ条約の批准
第6 アメリカ条約締結後の日米関係
著者等紹介
麓慎一[フモトシンイチ]
1964年札幌市生まれ。1994年北海道大学大学院文学研究科日本史学専攻博士課程単位取得退学。現在、新潟大学人文社会・教育科学系(教育学部)教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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