内容説明
有明海に面し、肥沃な佐賀平野を抱える『葉隠』の里。猫化け騒動や、「死ぬ事」を基本とした独自の士道論、長崎御番役を通じた海外接触など、国内政治と国際的視角から、維新期に雄藩として台頭したその役割を検証する。
目次
序章 佐賀の風土と歴史
第1 肥前における大名領国の成立過程
第2 竜造寺佐賀藩より鍋島佐賀藩へ
第3 佐賀藩中期の政治と社会
第4 藩政改革の展開
第5 インパクトと財政危機の進行
第6 幕末の藩政改革
第7 幕末佐賀藩の政治思想と動向
第8 明治維新と佐賀藩
著者等紹介
藤野保[フジノタモツ]
1927年長崎県に生まれる。1959年東京教育大学大学院博士課程修了。九州大学教授、中央大学教授を歴任。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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