内容説明
大地震が同じ震源域で起きる間隔は、人の一生より長い。そのため、過去の状況を知るには歴史資料の活用が不可欠となる。最新の研究成果から、歴史地震の被害や震源・震度分布・防災対応を検証。将来の地震に備える。
目次
慶長地震
琵琶湖西岸地震
元禄地震
八重山群島の津波
島原大変、肥後迷惑
津軽・羽後の地震
羽前・羽後の地震
越後三条の地震
善光寺地震
南海地震
安政江戸地震
飛越地震
古文書を地震学に生かす
著者等紹介
宇佐美龍夫[ウサミタツオ]
1924年東京市浅草区に生まれる。1949年東京大学理学部卒業。東京大学名誉教授。理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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funuu
8
「津波てんでこ」日本人が自分の産まれた土地で一生を終えるとして、同じような地震で2回も被害を受けることは、まずあり得ないのである。詳しくしらべると、太平洋沖には規模8クラスの巨大地震が次々に発生しているようであるが、同一地点についてみれば、約百年以上の間をおいて発生している。また、内陸の地震についてみると、この発生間隔は約千年といわれている。私は、大災害に会い、立ち上がり、「忘却」し、また、大災害に会い、を繰り返した民族の生き残り。また、「忘却」するでしょうね。2015/03/21
くらーく
1
今のところ、自分が住んでいるところに津波が来た形跡は無いようだ。もっとも、記録が残っていないだけかもしれないけど。 少なくとも古記録が残っているところに住むのはどうかと思うけど。ふるさとは遠きにありと思うものなのだろうな。2016/10/15
takao
0
1978年刊の復刊 個々の地震の被害がわかりやすく書いてある。2017/05/06