出版社内容情報
文武両道の信念のもと、真の武士をめざした各地の武将は、戦さに明け暮れながらも広い教養を身につけ、この時代の文化を牽引した。彼らが嗜んだ茶の湯を中心に文化活動を追い、地方にもたらした経済効果にも言及した名著。
内容説明
文武両道の信念のもと、真の武士をめざした各地の武将は、戦さに明け暮れながらも広い教養を身につけ、この時代の文化を牽引した。彼らが嗜んだ茶の湯を中心に文化活動を追い、地方にもたらした経済効果にも言及した名著。
目次
総説 戦国武将と文化
始章 戦国武将と茶の湯の展開
第1章 越前朝倉氏
第2章 能登畠山氏
第3章 出雲尼子氏
第4章 周防大内氏
第5章 豊後大友氏
第6章 駿河今川氏
第7章 相模小田原北条氏
第8章 奥羽伊達氏
終章 戦国武将にとって茶の湯とは
著者等紹介
米原正義[ヨネハラマサヨシ]
1923年島根県に生まれる。國學院大學大学院博士課程修了。元國學院大學文学部教授。2011年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こきよ
57
三条西実隆の交友の広さには驚かされる。若狭武田、能登畠山、更には越前朝倉。西は大内、尼子まで。王朝古典、和歌・連歌から猿楽、茶の湯に至る数寄のキーマンと言ってもよいのではないか。2016/01/31
Tadashi_N
16
お茶を対象とした文武両道、男子の収集癖、密談場所としての必要性の合わせ技。2015/12/25
getsuki
7
戦ばかりしているイメージのある戦国武将だが、資料を紐解いていくと文武両道を奨励している事が多い。事に茶の湯にこだわりを見せているケースをいくつか取り上げてその文化的背景を探っていく一冊。茶器のみならず、唐物収集に一喜一憂してみたり、ハマり過ぎて武士をやめた事例まであり、面白かった。2015/07/24
Tsuchi(TSUCHITANI.K)
0
難しい。 能登畠山って滅亡? 山中鹿之介!(鴻池家へ) 畠山文化?2021/03/19