内容説明
中央政府が国土の基本地図と土地台帳を完備して官庫に保管することは、東洋における政治の伝統であった。江戸幕府の一連の国絵図・郷帳収納は、この伝統を継承したもので、近世国家を最も強く印象づける政治地理事業であった。各期国絵図の作成過程と図式・内容を比較し、日本総図の集成までをも含めて江戸幕府国絵図事業の全容を解明した力作。
目次
第1章 官撰地図の歩み
第2 慶長国絵図
第3 元和・寛永期の国絵図
第4 正保国絵図
第5 元禄国絵図
第6 天保国絵図
第7 日本総図
中央政府が国土の基本地図と土地台帳を完備して官庫に保管することは、東洋における政治の伝統であった。江戸幕府の一連の国絵図・郷帳収納は、この伝統を継承したもので、近世国家を最も強く印象づける政治地理事業であった。各期国絵図の作成過程と図式・内容を比較し、日本総図の集成までをも含めて江戸幕府国絵図事業の全容を解明した力作。
第1章 官撰地図の歩み
第2 慶長国絵図
第3 元和・寛永期の国絵図
第4 正保国絵図
第5 元禄国絵図
第6 天保国絵図
第7 日本総図