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内容説明
画面をひろげるにつれて、舞台が移り変わり、登場人物が動きまわって、内容を語りかけてくれる絵巻という日本独特の絵画様式は、理屈をいうまでもなく、見ていれば楽しい。それでも、その楽しさの秘密をさぐってみたいという誘惑にかられた著者は、語りと絵画の連環のなかで絵巻がひとりでに展開し、中世の人々の間にひろがっていった経過をたどる。
目次
第1 語りかける絵画
第2 かな物語と絵画
第3 くりひろげる絵画
第4 事実と説話と絵画
第5 神話・民話と絵画
第6 信仰表明の絵画
第7 絵師を描いた絵画
第8 流布・流転する絵画
第9 絵解語りの絵画
第10 語り物の絵画