内容説明
律令制により国家体制を整備・強化した古代「日本」。正倉院宝物に代表される国際色豊かな文化が花開く寧楽の都。天変地異や疫病、政情不安と内乱、唐・新羅・渤海との外交課題や行財政改革と直面する八世紀を描く。
目次
奈良朝の時代背景―プロローグ
1 大宝律令と平城京
2 地域支配の様相
3 民衆の社会と生活
4 天平の時代
5 国際関係と国境
6 天平文化と文物
7 神祇祭祀と仏教
8 藤原仲麻呂と道鏡の政治
奈良朝の特質―エピローグ
著者等紹介
西宮秀紀[ニシミヤヒデキ]
1952年奈良県に生まれる。1982年大阪市立大学大学院文学研究科後期博士課程国史学専攻単位取得。現在、愛知教育大学教育学部教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Shoji
48
奈良時代を概観的に解説しています。体系だって解説されていますが、ほんの少しでも奈良時代について勉強した方でないと、取っ付き難いかも知れません。イメージですが、例えば「律令制の意義を述べよ」だとか、「壬申の乱について概観せよ」だとか、「奈良朝における日本の版図の確定の過程を述べよ」とか問われた場合、模範となるような回答が書かれた本です。余計に難しくさせてしまったか、、、。私には興味を持って読むことができました。2019/07/06
スプリント
11
中継ぎのケースもありますが女性天皇も多く存在してたことを知る。 人物名がなかなか頭に入ってこないがこれまで知らなかった歴史が多く知識欲を掻き立てられる。2024/02/09
紫草
9
歴史好きと言っても、好きな時代が限られててそれ以外はよく知らないし、その好きな時代も、よく読むのは中央の政争史(何とかの乱みたいなの)ばかりなので、こういう概説書はありがたいです。特に目新しい説が紹介されたりとかではなく、一般的な説が淡々と並んでる感じで。地方とか、税とか駅馬とか、学生時代名前だけ覚えたけど実際どんなものだかよくわからなかったのが、わかって、おもしろかった。たまに、日本語として?という、すごくわかりにくい文があって読みづらかったけれど、それ以外は満足です。2015/05/07
はちめ
4
このシリーズの限界を感じる。後書きにあるとおり、東北地方についてやや詳しく記載されているのが新しみ。2013/11/09
takao
1
ふむ2020/10/01
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