内容説明
帝国主義の時代、アジアと日本のはざまで活動し交流を深める人たちがいた。竹内好・河口慧海をはじめ、人類学者、実業家、アジア人留学生…。民間レベルの外交に活躍した人々に光をあて、知られざる波瀾の生涯を描く。
目次
プロローグ 日記にみる近代日本とアジア
1 アジア主義者(宗方小太郎日記;白岩龍平日記 ほか)
2 辺疆へのまなざし(台湾踏査日記(伊能嘉矩)
蒙古行(鳥居きみ子) ほか)
3 植民地に生きて(浅川巧日記;榊谷仙次郎日記)
4 アジアからみた近代日本(清国人日本留学日記(黄尊三)・宋教仁日記
南方特別留学生トウキョウ日記(レオカディオ・デアシス) ほか)
著者等紹介
武内房司[タケウチフサジ]
1956年、栃木県に生まれる。1981年、東京大学文学部東洋史学科卒業。1985年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。現在、学習院大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。