内容説明
東国に成立した武家政権は、人・物・情報の全国的大移動を促し、交通・産業の発展をもたらした。都市鎌倉、荘園と居館、鎌倉仏教、金沢文庫、元寇防塁、南北朝遺跡など、主要な関連史跡から、躍動する人々の姿を再現。
目次
鎌倉の世界
1 政治・経済(都市鎌倉;荘園と居館;生産・開発)
2 社会・文化(交通;鎌倉仏教の世界;鎌倉の学問遺跡)
3 内外の緊張と戦乱(蒙古襲来と博多―元寇防塁の築造と異国警固体制;南北朝の遺跡)
著者等紹介
高橋慎一朗[タカハシシンイチロウ]
1964年神奈川県小田原市生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。現在、東京大学史料編纂所准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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東風
1
源頼朝の思惑と奥州藤原氏の最後の闘争を史跡から知りたくて読みました。知りたかった情報は得られず解釈にも違和感がありましたが、全編を通して概説部分が非常に役立ちました。歴史小説が好きで背景や事実を踏まえておきたいと思いますが、その点で非常におもしろかった。 壬申の乱の戦場、北畠氏が京都に進軍する途中の遭遇戦、いずれも有名な関ヶ原での戦いだった、中世の教育はもっぱら寺院が担っていた、金沢文庫についての史実、その他諸々、どれをとっても「そうだったのか!」といった感がありました。 2016/02/24
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