内容説明
日本人の生活や信仰は、稗・粟などの雑穀を含めた多様な価値意識のもとに発展してきた。稲と差別された一方で、聖なる供物でもあった事例を広い地域にわたり考察。さまざまな視点から雑穀文化を位置づけ、その意味を問う。
目次
第1部 差別の食(差別の食=雑穀;米の価値=米社会)
第2部 聖なる雑穀(雑穀の神饌;正月を祝う雑穀;年中行事と雑穀)
第3部 五穀の思想(雑穀の社会史;五穀の思想)
雑穀から五穀世界へ
著者等紹介
増田昭子[マスダショウコ]
1942年福島県に生まれる。1967年早稲田大学教育学部社会科卒業。元立教大学文学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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