内容説明
平城京・藤原京・大和古道、高松塚古墳と壁画の実像、万葉集の背景などに迫った多彩な論考や木簡研究への提言。戦後の日本古代史研究に大きな足跡を残した著者による、今なお新しい「岸古代史学」のエッセンス。
目次
第1 宮都研究と遺跡保存(日本歴史の焦点―平城京;藤原京の宮域;飛鳥から平城への道 ほか)
第2章 木簡と文書(木簡の出土と宮址の発掘;藤原宮跡出土の木簡;飛鳥宮跡と木簡の出土 ほか)
第3 万葉歌の背景(古代史と万葉のことば―“明日香”を一例として;万葉歌の歴史的背景;県犬養橘宿禰三千代をめぐる臆説 ほか)
『宮都と木簡』を読む
著者等紹介
岸俊男[キシトシオ]
1920年京都に生まれる。1944年京都大学文学部史学科卒業。京都大学教授、愛知学院大学教授、橿原考古学研究所長などを歴任、文学博士。1987年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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