蝦夷と東北戦争

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  • サイズ B6判/ページ数 290,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784642063135
  • NDC分類 210.19
  • Cコード C1321

内容説明

古代国家が、蝦夷を武力で制圧した「征夷」。伊治公呰麻呂の乱をはじめ、阿弖流為と坂上田村麻呂の戦いなど、八世紀から九世紀に至る幾多の戦乱を検証。征夷に関わった人々に焦点を当て、蝦夷支配の真実を描き出す。

目次

律令国家と蝦夷―プロローグ
1 奈良時代前半の征夷(律令国家と征夷;和銅二年の征夷と出羽国の成立 ほか)
2 光仁朝の征夷(三十八年戦争の開始;伊治公呰麻呂の乱)
3 桓武朝の征夷(延暦三年の征夷計画と長岡遷都;延暦八年の征夷と阿弖流為の登場 ほか)
4 征夷の終焉と九世紀の蝦夷社会(辺境政策の転換;文室綿麻呂の征夷 ほか)
征夷の側面観―エピローグ

著者等紹介

鈴木拓也[スズキタクヤ]
1965年仙台市に生まれる。1996年東北大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員を経て、近畿大学文芸学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スー

19
96阿弖流為の小説を読んで実際はどうだったのか?を知りたくて読んでみました。やはりこの時代はほぼ無知なのでけっこう辛かったですが、蝦夷は従わない日本人なのか?アイヌ人なのか?なぜ朝廷は征伐したのか?阿弖流為の後の蝦夷達の処遇の部分は興味深く読めました。1番知りたかった阿弖流為は日本側の資料だけで数も少ないのであまり知ることはできなかったけど坂上田村麻呂が阿弖流為と母礼の助命を願ったり小説と変わらない人柄が感じられホッとしました。坂東が前線基地のような役目を負わされそれが坂東武者や平将門に繋がっていたのは2021/08/12

MUNEKAZ

15
光仁・桓武朝を中心に古代日本と蝦夷の三十八年戦争を紹介した一冊。朝廷側の記録しか残されていないので曖昧な部分も多いが、考古学的な成果とも合わせて戦いの実態に迫っている。個人的には朝廷が東国民を東北に移住させたり、逆に支配下の蝦夷を列島各地に分散させているのが興味深いところ。動乱期の中国を思わせる「徙民」政策であるが、結局、蝦夷とヤマト側の緊張関係を深め、新たな反乱を呼び込むだけであった。また天皇の威信にかけて行った征夷も、占領後の情勢が安定せず、経済的なメリットはほとんどなかったというのは意外であった。2021/04/24

月をみるもの

14
日本のいまの国土範囲は、島国だから自明というわけでは決してない。律令国家も、そのまえの倭国も、つねに半島・大陸や東北・北海道との関わりの中で自らのありかたを規定していた。そして、同じ民族同士を争わせたり、強制的に移住させたり、騙し討ちをかけたり、、、といった後の北海道でのアイヌに対するやりくちは、すでに1000年前に東北で蝦夷に対して行われていたことの再現なのであった。2021/12/12

河童

5
征夷。。。結局のところ古より独自の生活・文化を営む人々(蝦夷)を征服すること。中央政府の権威拡大・支配権拡大のために行ったのでしょう。財政的にはなんらメリットのなかった征夷。律令国家の権威と支配のために必要だったにしても、悲惨なのは東邦地方の蝦夷の方々です。今だったら、人権侵害甚だしいです。自治権を否定され解体された蝦夷という人々、その後どのように生き残っているのでしょうか?気になります。2018/02/12

印度 洋一郎

3
奈良時代初期から平安時代初頭まで、約一世紀に渡って行われた”征夷”。それは未だヤマト領土では無い奥羽を征服するための領土拡張戦争だった。基本的にヤマト側の記録しかないので限度はあるが、蝦夷が侵略に対して執拗に抵抗したこと、同時にヤマトに積極的に服属する蝦夷も少なくなかったことが伺える。もし蝦夷側の記録があったら、きっと全く違った歴史像が現れるはず。記録する術を持たない民は反論も出来ないのだ。とかく好敵手と思われるアテルイと坂上田村麻呂も、記録に現れる限りはもっとドライな関係だったらしい。当然と言えば当然か2010/12/28

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