内容説明
唐の都長安をモデルに国際色豊かな天平文化が花開いた平城京。最新の発掘成果や文献・木簡の研究から、宮都の構造、立ち並ぶ寺院、貴族や庶民の生活、地方とのつながりなど、古都奈良の原像とその時代が明らかになる。
目次
平城京の時代
1 平城京の世界(平城京の構造;奈良の都を復元する;平城京の寺々)
2 都の生活(貴族と庶民の暮らし;木簡の世界;都の流通経済;古代庭園の世界)
3 遷都と地域社会(恭仁宮・紫香楽宮・難波宮;多賀城―特殊任務を帯びた陸奥国府;西海の官衙 大宰府;都と地方のつながり)
著者等紹介
田辺征夫[タナベイクオ]
1944年三重県生れ。慶應義塾大学卒業、京都大学大学院文学研究科修士課程中退。現在、独立行政法人国立文化財機構理事、奈良文化財研究所長
佐藤信[サトウマコト]
1952年東京都生れ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授、博士(文学、東京大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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