出版社内容情報
変革の時代―。彼らはいかに生きたのか。
個性あふれる群像とその時代に迫る、
まったく新しい幕末維新史!
幕末維新の個性
全10巻 刊行開始!
西欧列強の外圧と幕藩体制の崩壊の中、新しい日本を創るため、
個性あふれる群像が輩出した時代―幕末維新。
新時代を見通した思想家、斜陽の旧政権変革をめざした最後の将軍、
旧体制打倒に燃えた若き志士、揺籃期の明治新政府を支えた政治家たち…。
逞しく生きた彼らの実像に迫り、変革の時代を迎えた現代日本の指針を学ぶ、
〈最新〉幕末維新群像伝。
第1回配本
①徳川慶喜
内憂外患の危機を乗り切るべく、大政奉還を決断し、朝廷中心の新政権づくりをめざした慶喜。会津藩ら旧体制派の打倒をめざす大久保・西郷らの王政復古のクーデターを黙認し、議定職就任を確定的にしながら、なぜ鳥羽・伏見戦争で朝敵となり、自らの政治生命を絶ったのか。〈最後の将軍〉の気質と独断がもたらした栄光と悲劇の前半生とその時代に迫る。
〈主な目次〉プロローグ―物語の始まり―/1=一橋慶喜の中央政界登場と徳川斉昭(徳川慶喜の誕生と父斉昭/徳川慶喜の一橋家相続とペリー来航/将軍継嗣運動の進展と一橋慶喜/日米修好通商条約の調印と安政大獄)/2=将軍後見職就任と攘夷の決定(将軍後見職就任/初めての京都)/3=禁裏御守衛総督・摂海防禦指揮(禁裏御守衛総督就任/禁門の変と一橋慶喜/長州再征問題をめぐって/条約勅許/長州再征の決定/第二次征長戦と一橋慶喜)/4=将軍空位期と幕政改革(一橋慶喜の変説とその影響/徳川慶喜の開国志向)/5=慶喜政権の誕生と崩壊(徳川慶喜政権の誕生/兵庫開港問題と徳川慶喜/対幕強硬論の高まりと大政奉還/王政復古クーデター/徳川慶喜一行の下坂とその影響)/エピローグ―主役の退場―(鳥羽・伏見戦争/江戸での謹慎生活)
全10巻の構成
1徳川慶喜 家近良樹著 2004年9月刊行
2横井小楠と松平春嶽 高木不二著 2005年1月刊行
3大久保利通 笠原英彦著 2005年5月刊行
4西郷隆盛と士族 落合弘樹著 2005年9月刊行
5井伊直弼 母利美和著 2006年1月刊行
6高杉晋作と奇兵隊 青山忠正著 2006年5月刊行
7岩倉具視 佐々木 克著 2006年9月刊行
8木戸孝允 松尾正人著 2007年1月刊行
9坂本龍馬と土佐の群像 羽賀祥二著 2007年5月刊行
10橋本左内 三谷 博著 2007年9月刊行
内容説明
大政奉還を決断し、朝廷中心の新政権をめざした慶喜。王政復古のクーデターを黙認し、新政府の要職を確保しながら、なぜ朝敵となったのか。「最後の将軍」の気質と独断がもたらした栄光と悲劇の前半生とその時代に迫る。
目次
プロローグ 物語の始まり
1 一橋慶喜の中央政界登場と徳川斉昭
2 将軍後見職就任と攘夷の決定
3 禁裏御守衛総督・摂海防禦指揮
4 将軍空位期と幕政改革
5 慶喜政権の誕生と崩壊
エピローグ 主役の退場
著者等紹介
家近良樹[イエチカヨシキ]
1950年大分県生まれ。1982年同志社大学大学院文学研究科博士課程単位修得退学。文学博士。現在、大阪経済大学助教授
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030314
あんこ
denz
ヨシ