内容説明
霊峰阿蘇と不知火海を擁し、独特な風土の中で、「もっこす」気質を生んだ熊本。火の国神話、熊本藩、西南戦争など多彩な歴史を追求。時習館、キリシタン信仰、加藤清正、横井小楠などに豊かな文化と人間を再発見する。
目次
1 火の国と不知火海を歩く(肥後の地理と風土;肥後の道)
2 熊本の歴史(火の国;諸地域社会の形成;熊本の近代;新たな地域の創造をめざして)
3 地域文化の成り立ち(熊本の地域文化の個性と交流;阿蘇・市房信仰と修験者;キリシタン信仰;藩校に学ぶ人びと;地誌・郷土史の編纂;肥後の文化を担った人びと)
著者等紹介
松本寿三郎[マツモトスミオ]
1932年朝鮮慶尚南道釜山府に生まれる。1955年熊本大学法文学部史学科卒業。崇城大学工学部教授
吉村豊雄[ヨシムラトヨオ]
1948年佐賀県に生まれる。1981年広島大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。熊本大学文学部教授。博士(文学)
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