内容説明
千年の都=京都、地方から都へつづく道=京街道。都市の生活や往来する人々が育んだ「首都」の個性を解き明かす。渡来人と平安京の造営、洛中洛外の暮らしと祭り、近代化と伝統文化など古都の歴史を探り、京街道をゆく。
目次
1 京街道を歩く(京街道論;京の七口と京街道)
2 京都の歴史(平安京以前;平安京への道;中世都市京都の形成―新たな「首都」創出への道;「洛中」と「洛外」の狭間で―中世後期の京都 ほか)
3 京街道を辿った人びと(秦氏の寺とそのネットワーク;橘諸兄と井手;高句麗・渤海使の道;丹波国府と吉富荘 ほか)
著者等紹介
水本邦彦[ミズモトクニヒコ]
1946年生れ。1975年京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、京都府立大学文学部教授
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