内容説明
松尾芭蕉が「五月雨をあつめて早し」とよんだ最上川は、村山・最上と庄内の異なる両地域を結ぶ大動脈であった。水運の町=大石田の繁栄、港町=酒田、修験のメッカ出羽三山など、大河流域に生きた人びとの歴史を描く。
目次
1 最上川と羽州浜街道を歩く(南出羽の地理と風土;最上川と羽州浜街道を行く)
2 村山・最上と庄内の歴史(最上川流域社会;諸地域社会の形成―近世民衆の生業と社会;村山・庄内の近代;新たな地域の創造を求めて)
3 地域の自立と発見(最上川流域文化の歩み;地域の伝統と文化;郷土の発見;羽州村山・庄内の地域史)
著者等紹介
横山昭男[ヨコヤマアキオ]
1930年生れ。1960年東北大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、山形大学名誉教授、文学博士
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