内容説明
「秋晴れや空より青き岩手山」と俳人山口青邨が詠み、啄木・賢治ら多くの文化人を育んだ南部。中央に対する抵抗と飢饉・百姓一揆の苦難の歴史を追究。厳しい自然の中で豊かな民話を伝える「遠野物語」の風土を探る。
目次
1 南部を歩く(南部の地理と風土;奥州道中と脇街道を歩く)
2 南部の歴史(南部の国;諸地域社会の形成―近世地域の生業と社会;南部の近代)
3 地域文化の成り立ち(天台寺;盛岡八幡宮;遠野物語の世界 ほか)
著者等紹介
細井計[ホソイカズユ]
1936年群馬県に生れる。1967年東北大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、東北福祉大学教授、岩手大学名誉教授。文化博士
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