出版社内容情報
三浦半島の「寒村」にすぎなかった横須賀は、幕末の製鉄所・造船所建設や明治の鎮守府設置など、海陸軍の関連施設に依存しながら日本初の〈軍港都市〉へ発展を遂げた。在日米海軍の基地となった今日までを視野に、地域のなかに存在する軍隊と、そこに生きる人びとの暮らしとの関わりを明らかにする。社会経済史の視点から〈軍都〉のゆくえをさぐる。
内容説明
幕末以降、海陸軍に依存しながら発展した“軍港都市”横須賀。在日米海軍の基地となった今日まで、地域に存在する軍隊とそこに生きる人びとの暮らしとの関わりを解明。東洋一と謳われた軍港の歴史と“軍都”のゆくえを追う。
目次
「横須賀ストーリー」―プロローグ
軍港横須賀の誕生―寒村から軍港へ(横須賀製鉄所とフランス;製鉄所建設と地域 ほか)
対外戦争と軍港の人びと―日清・日露戦争から関東大震災まで(日清戦争;日清戦争後の“軍港都市”横須賀の正体―日露戦争前夜 ほか)
横須賀軍港の完成と太平洋戦争開戦(海軍の基地整理計画―軍港の大改造;満洲事変前夜の横須賀―“軍港都市”の準戦時 ほか)
敗戦と軍港の戦後―戦後横須賀の原点(占領下の横須賀と戦後処理;“軍港都市”への逆コース―米軍基地への道 ほか)
海軍の遺したもの―エピローグ
著者等紹介
高村聰史[タカムラサトシ]
1966年、北海道札幌市に生まれる。1999年、國學院大學大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。現在、國學院大學文学部兼任講師・世田谷区史編さん室(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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