出版社内容情報
天皇主導の時代から、貴族が主役の時代へ―。平安時代前期、充実した国政運営が進展する一方で、承和の変をはじめとする謀反が頻発した。国家が発展して、なぜ政治的混乱が起こるのか。有能な官僚による「良吏政治」の下で変質する天皇のあり方や、貴族と天皇の君臣関係を読み解き、政治を動かす巨大なエネルギーの実態を浮き彫りにする注目の書。
内容説明
平安前期、充実した国政運営が進展する一方、承和の変をはじめとする政変が頻発したのはなぜか。有能な官僚による「良吏政治」の下で変質する天皇のあり方などを読み解き、政治を動かす巨大なエネルギーの実態に迫る。
目次
古代の政変・謀反・クーデター―プロローグ
良吏政治の展開(“時代”が変わる―ワンランク上の国家を目指して;官人たちが変わる―「良吏政治」のスタート;天皇が変わる―桓武天皇と平城天皇;嵯峨朝への政策継承;良吏政治の実践)
天皇大権のゆくえ(淳和朝・仁明朝の政治状況;承和の変;母と娘―橘嘉智子と正子内親王;文徳朝・清和朝の様相;応天門の変)
貴族の時代へ(源氏の左大臣と藤原氏の右大臣;清和天皇の悲嘆;藤原基経の国政運営;陽成天皇の廃位;阿衡の紛議;昌泰の変)
政治を動かす巨大なエネルギー―エピローグ
著者等紹介
春名宏昭[ハルナヒロアキ]
1960年、岡山県に生まれる。1992年、東京大学大学院博士課程単位取得退学。現在、法政大学兼任講師、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ゆずきゃらめる*平安時代とお花♪
かなで
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