出版社内容情報
各地の遺跡の復元建物の設計はいかに行われているのか。発掘遺構や遺物、現存する古代建築、絵画資料など、復元の世界の魅力に迫る。竪穴建物や高床倉庫、寺院など、各地の遺跡の復元建物により、私たちは当時の姿を具体的に思い描くことができる。だが、その復元がどのように行われているかを知る人は少ない。発掘遺構や遺物、現存する古代建築、絵画資料など、あらゆるピースを組み合わせることで完成する復元の世界とはいかなるものか。その裏側を垣間見て、知られざる魅力に迫る。
復元の世界へのいざない―プロローグ/古建築を知る(古建築の基本構造/建築各部の構造/さまざまな建築形式と平面)/建物の痕跡を見る(建物のさまざまな基礎構造/建物に付随する発掘遺構/出土遺物)/発掘遺構と建物をつなぐ(復元のフロー/復元をサポートする資料/発掘遺構から復元建物へ)/復元の裏側をのぞく(宮殿を復元する―平城宮第一次大極殿・朱雀門/寺院を復元する―四天王寺/集落を復元する―登呂遺跡)/復元建物の楽しみ方とこれから―エピローグ
海野 聡[ウンノ サトシ]
1983年、千葉県に生まれる。2006年、東京大学工学部卒業。2009年、東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程中退。現在、奈良文化財研究所研究員、博士(工学) ※2017年2月現在【主要編著書】『比叡山けんちく探訪!』(共編著、比叡山延暦寺、2014年)、『奈良時代建築の造営体制と維持管理』(吉川弘文館、2015年)
内容説明
当時の姿を思い描くことができる、各地の遺跡の復元建物。その設計はどのように行われているのか。発掘遺構や遺物、現存する古代建築、絵画資料など、あらゆるピースを組み合わせて完成する復元の世界の魅力に迫る。
目次
復元の世界へのいざない―プロローグ
古建築を知る(古建築の基本構造;建築各部の構造;さまざまな建築形式と平面)
建物の痕跡を見る(建物のさまざまな基礎構造;建物に付随する発掘遺構;出土遺物)
発掘遺構と建物をつなぐ(復元のフロー;復元をサポートする資料;発掘遺構から復元建物へ)
復元の裏側をのぞく(宮殿を復元する―平城宮第一次大極殿・朱雀門;寺院を復元する―四天王寺;集落を復元する―登呂遺跡)
復元建物の楽しみ方とこれから―エピローグ
著者等紹介
海野聡[ウンノサトシ]
1983年、千葉県に生まれる。2006年、東京大学工学部建築学科卒業。2009年、東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程中退。現在、奈良文化財研究所研究員、博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。