歴史文化ライブラリー<br> 江戸の乳と子ども―いのちをつなぐ

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歴史文化ライブラリー
江戸の乳と子ども―いのちをつなぐ

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784642058414
  • NDC分類 385.2
  • Cコード C0320

出版社内容情報

貰い乳、乳持ち奉公、乳と捨て子、長期授乳…。乳をめぐる人の繋がりを探り、子どもを育てるネットワーク形成の意味を考える。粉ミルクのように有効な代替品がない江戸時代、赤子にとって“乳”は大切な命綱だった。母親の出産死や乳の出が悪い場合、人びとは貰い乳や乳母を確保するために奔走した。生活のため乳持ち奉公に出る女性、長期間乳を呑んでいた子どもの声、乳と生殖の関係などに迫る。乳をめぐる人の繋がりを探り、今、子どもを育てるネットワーク形成の意味を考える。

いのちへの問い、乳への問い―プロローグ/なぜ乳か(乳から何が見えるか/授乳風景は語る/西鶴本に見る乳/乳がない)/命綱としての乳(いのちの管理と乳/上層武士と乳/乳と捨て子/乳沢山あり/捨て子のその後)/売買される乳(乳持ち奉公に出る女たち/乳母を選ぶ/乳の売買の裏側)/ある家族における乳と子ども(「柏崎日記」に見る乳と子ども/渡部家の子どもたちと授乳/乳をめぐるネットワーク/乳を呑むのは「ねんね」)/乳と生殖・胎児観(長期授乳の意味/出生コントロールと乳/乳を呑む「胎内の子」)/歴史の中のいのちと乳―エピローグ

沢山 美果子[サワヤマ ミカコ]
1951年福島県に生まれる。1979年お茶の水女子大学大学院博士課程人間文化研究科人間発達学専攻単位取得退学。現在岡山大学大学院社会文化科学研究科客員研究員、国立民族学博物館特別客員教授。 ※2013年2月現在【主な編著書】『出産と身体の近世』(勁草書房、1996年 第14回女性史青山なを賞受賞)、『性と生殖の近世』(勁草書房、2005年)、『江戸の捨て子たち その肖像』(吉川弘文館、2008年)。


内容説明

女性から分泌される“乳”が赤子の命綱だった江戸時代、母親の出産死や乳の出が悪い場合、人びとは貰い乳や乳母を確保するため奔走した。乳をめぐる人の繋がりを探り、今、子どもを育てるネットワーク形成の意味を考える。

目次

いのちへの問い、乳への問い―プロローグ
なぜ乳か
命綱としての乳
売買される乳
ある家族における乳と子ども
乳と生殖・胎児観
歴史の中のいのちと乳―エピローグ

著者等紹介

沢山美果子[サワヤマミカコ]
1951年、福島県に生まれる。1979年、お茶の水女子大学大学院博士課程人間文化研究科人間発達学専攻修了、博士(学術)。現在、岡山大学大学院社会文化科学研究科客員研究員。主要著書『出産と身体の近世』(勁草書房、1998年、第一四回女性史青山なを賞受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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小鈴

27
江戸時代に「母乳」という言葉は出てこない。人の乳、女の乳と呼ばれ「母親」限定ではなかった。出産での母親の死亡率の高さ、生存できても乳が安定して出るわけではない。授乳には階層差があり農村では共同体から貰い乳、武士層では乳母を雇い赤ちゃんの命をつなぐ。都市では乳母奉公するため我が子を人に任せ金を稼ぐ手段となった。「乳」は商品になった。乳を巡って夫も奔走し、下層武士は現在の育メン以上に過酷だ。近代化で少産少死社会となり、乳を巡るネットワークが失われ乳は交換可能なモノから母親限定に。乳は家庭に閉じ込められた。2017/02/18

シルク

12
2019年正月に読んでた本。この年末年始は、本が足りなくて「ゲッ」と焦った休暇だった。30日に仕事おさめで、その後京都の宿に飛ぶ。4日まで年末年始休み♡ なのだけど、鞄に入ってた本はひいふう……4冊。ゲッ、これ絶対足りない。「いざとなったら〇ックオフに行けばいいさ」とか思ってたけど、パッと入ったブックオフに、わたくしのその時読みたい本なんて1冊も無かった。小説とかじゃねーのよ……なんか食べものの歴史関係とかそういうのが読みて~のよ……しかも、出典がまともに書いてないようなのは基本的に好みちゃうねん……と。2019/01/01

mogihideyuki

7
江戸時代の史料には「母乳」という語は存在せず、明治期の徹底した生命管理体制の中で出現したという。江戸までの多産多死を共同体で支えるあり方から、明治以降の少産少死を国家と医学が管理する体制へと移行するために、母性信仰がつくられた(そこで父親は子育てから排除される)。また、江戸時代の授乳期間は3〜4歳までと非常に長く、これは避妊のためと考えられる。乳が出なければ近隣で貰い乳をし、それでも養えなければ下層農家では武家屋敷の前などに捨てて養育を託し、上層農家や武家では乳母を雇った。2017/12/19

みなみ

7
江戸時代に「母乳」という言葉はなかった。もらい乳や乳を他人の子どもに飲ませる乳奉公が当たり前だったからだ。また農民の女の授乳回数からは過酷な労働が浮かんでくる。乳を飲ませないという形の間引き、捨て子は非人の子ではないかという差別構造。社会の暗部も『乳』から浮かび上がってくる、深い内容の本だった。2017/06/11

bapaksejahtera

5
歴史人口学には大分親しんだが宗門人別にも載らぬ以前「平産」として出生の無いままに打ち捨てられた赤ん坊が本書ようにくっきり多数示されるには驚いた。これも柏崎日記という貴重な史料があってのことだ。本書は今日とは比較にならぬ母体と子供の危険に満ちた命のリレーの姿を乳という貴重な媒体を我らの祖先がどのように考え扱ってきたかにより平明に教示する。さて現代人の理解を得るためには数えの習わしを諄く説明した方が良い。本書で3歳は数えであり、生後数ヶ月で正月を迎える赤ん坊はもう2歳。3歳で乳を飲む意味は今日と大きく異なる。2020/07/22

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