出版社内容情報
幽霊はいかにして生まれ、なぜ目に見えるのか。文学、民俗学的資料から、「都市」の生活文化が幽霊の?怖さ?を生んだことを考える。美女で髪を伸ばし足元は霞んで見えない―。この幽霊のイメージは、いつ、どのように生まれたのだろうか。なぜ幽霊は目に見えるのだろうか。文学・芸能、民俗学的資料に描き込まれた幽霊が誘うままに近世社会を旅し、貨幣経済、家システム、武士と庶民など、三都や城下町という「都市」の生活文化こそが幽霊の?怖さ?を生み出したことを考える。
私たちの心が幽霊を生み出す―プロローグ/幽霊の正体(幽霊とは何か/可視化の系譜と構造)/怖い幽霊の誕生(変身する幽霊/怨念表象の系譜/一八世紀における怨念表象の転換)/幽霊が語る近世都市社会(庶民による抵抗―武士の世界と幽霊/貨幣が紡ぎ出す恨み―商人の世界と幽霊/女たちの復讐―「妬婦譚」再考)/幽霊に託した現代日本人の「思い」―エピローグ
?岡 弘幸[タカオカ ヒロユキ]
内容説明
幽霊はいつ、いかにして生まれ、なぜ目に見えるのか。文学・芸能、民俗学的資料に描き込まれた幽霊が誘うままに近世社会を旅し、三都や城下町という「都市」の生活文化こそが幽霊の“怖さ”を生み出したことを考える。
目次
私たちの心が幽霊を生み出す―プロローグ
幽霊の正体(幽霊とは何か;可視化の系譜と構造)
怖い幽霊の誕生(変身する幽霊;怨念表象の系譜;一八世紀における怨念表象の転換)
幽霊が語る近世都市社会(庶民による抵抗―武士の世界と幽霊;貨幣が紡ぎ出す恨み―商人の世界と幽霊;女たちの復讐―「妬婦譚」再考)
幽霊に託した現代日本人の「思い」―エピローグ
著者等紹介
高岡弘幸[タカオカヒロユキ]
1960年、大阪府に生まれる。1985年、立命館大学産業社会学部卒業。1990年、大阪大学大学院文学研究科日本学専攻博士後期課程単位取得退学。現在、福岡大学人文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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